療養病床(介護療養型医療施設)とは

長期の介護・医療のケアを必要とする方のための介護保健施設で、その名が示すように医療施設です。ですから、医療面でのサービスは他の介護施設と比べても、最も充実しているという特徴があります。医療保険が適用される「医療療養病床」(医療型)と、介護保険が適用される「介護療養病床」(介護型)があります。

一般の病院から介護療養型医療施設に転換した病院では、外来診療なども普通に行なっている場合もあるため、外観上は普通の病院と変わらないということがありますが、病院と療養病床の違いは、その目的が治療ではなく、療養である、ということです。症状が悪いときは病院で治療し、その状況からの回復期、自宅での療養は難しいが、入院することも難しい、という方が利用します。

本来は特別養護老人ホーム(特養)や、老人保健施設よりも、寝たきりなど介護度が高く、長期の介護や医療ケアを必要とする方の利用を想定していましたが、医療型と介護型の機能が似ていることや、実際は医療や看護を必要としない入居者が多数を占める状況となってしまったため、現在、介護型の療養病床は厚生労働省により廃止の方向に進んでいます。今後は通常の介護老人保健施設(老健)よりも医療面を充実させた、「新型老健」と言われる新しい介護施設への転換がなされる予定(※1)です。

(※1) 2017年度までに全廃とする方針でしたが、医療と介護の両方のサービスを必要とする高齢者が増加していることなどから、厚生労働省は、2014年8月の時点で方針を転換し、療養病床を事実上、存続させる方針を固めました。厚生労働省は、2018年(平成30年)に制度としての介護型の療養病床は廃止するものの機能は存続させる考えで、今後、具体的な検討を進めることとなっていま す 。

特徴

  • 看護師や医師などの医療スタッフ、介護福祉士や管理栄養士などの専門スタッフが常駐している。
  • 介護施設の中で、最も手厚い医療サービスが受けられる。
  • 療養病床は廃止の方向。「新型老健」と言われる新しい介護施設への転換が進む。

入居の条件

  • 原則65歳以上。
  • 要介護1以上で医療措置が必要な方。

入居期間

  • 必要に応じて長期対応可。

費用の目安

  • 入居一時金 不要
  • 月額利用料 介護保険適用で介護サービスの1割負担を含め10万~25万円程度
    (利用サービス、個室/相部屋、要介護度などで変わります。所得による費用減免もあります)

施設選びの注意点

  • 特養や老健に比べ医療費負担が大きい。
  • 制度廃止が決定しているので、入所を考えている方は代替施設を検討する必要がある。
  • すでに入所されている方は、制度廃止に伴い新しい施設を探す必要がある。

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