2017年02月16日

介護職員の約3割が「転職したい」…常勤と非常勤で理由に違いも

介護士

近年、介護職における人材不足が社会問題となっています。

介護職で人材の確保が困難となっている理由のひとつとして、さまざまな理由による「離職率の高さ」があげられますが、同じ介護職でも雇用形態によって離職の理由に違いがあるということが、スマイル・プラスカンパニーがおこなったアンケート調査によって確認されました。

約3割の介護職員が「現在の職場を辞めて転職したい」と回答

上記の調査は2016年の10月下旬から11月上旬にかけて、全国の介護職員約200名を対象としておこなわれたものですが、このアンケートでは約3割(30.9%)の介護職員が「現在の職場を辞めて転職したい」と回答していました。

また常勤・非常勤といった雇用形態別に見たデータでは、「転職したい人の割合」が非常勤では24.6%なのに対し、常勤の職員では33.3%と非常勤に比べて若干高い割合になっていることも判明しています。

常勤では「収入の少なさ」、非常勤では「人間関係」が問題に

一方、「転職したい理由」に目を移すと、同アンケートにおける全体でのトップ3は、「収入の少なさ」「心身の疲れ」「法人・事業所の理念や運営の在り方に不満を持った」となっています。

しかし雇用形態別に見ると、常勤では「収入の少なさ」を転職したい理由としてあげた人がもっとも多いのに対して、非常勤では「上司や同僚など職場の人間関係に問題がある」と答えた人がもっとも多く、雇用形態によって介護職員をめぐる労働環境の問題にも違いがあることが伺える結果となっていました。

上記のアンケートでは、介護職員が「就職先を選ぶ際のポイント」についても質問をおこなっていますが、常勤では求職の際に重視する要素としてもっとも割合が高かったのが「賃金水準」だったのに対し、非常勤では「職場の雰囲気が良い」ことを重視する人がもっとも多いという結果も見られました。

介護関連の施設においては、過酷な勤務体制などによる職員へのストレスが問題となるケースも多く見られますが、今回のアンケート結果からは、介護職員の離職を防止するためには、まず職員の労働環境や処遇を改善してストレスを軽減していくことが重要であることが伺えます。

▼参考資料
・介護職員200人に介護現場の労働環境に関するアンケート調査を実施 スマイル・プラスカンパニー
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000012929.html

・介護職の離職率はなぜ高い?常勤と非常勤で理由に違い 財経新聞
http://www.zaikei.co.jp/article/20170122/348547.html

介護ぱど運営事務局