2017年03月14日

栃木県が「とちぎオレンジドクター」を公表…認知症・もの忘れの専門医を県が認定

ドクター

2017年2月、栃木県が認定した84名の「とちぎオレンジドクター」(栃木県もの忘れ・認知症相談医)を公表しました。

「とちぎオレンジドクター」は、認知症やもの忘れの相談医を県が認定・登録する制度であり、このドクターがいる医療機関には認定プレートが院内に掲示されるとのことです。

受診を希望する人が最寄りの相談医を探しやすいシステム

認知症において適切なケアや治療がおこなわれるためには、早い段階で専門医の診断を受けることが大切といわれていますが、認知症が疑われる場合でも、「何科を受診すればいいのかわからない」「専門医がどこにいるのかわからない」といったケースが見られるのも実情です。

しかし、上記の「とちぎオレンジドクター」においては、リーフレットやホームページに相談医がいる医療機関と住所、電話番号の一覧が地域別で記載されており、受診や相談を希望する人が最寄りのドクターを探しやすいシステムとなっています。

リーフレットに記載された「認知症チェック」の項目とは

ちなみに栃木県では、下記のようなチェック項目をリーフレットに記載し、該当する場合には「とちぎオレンジドクター」に相談することを勧めています。

・同じ話を何度もする
・時間や日にちがわからなくなった
・夜中に急に起き出して騒いだ
・置き忘れやしまい忘れが目立つ
・ささいなことで怒りっぽくなった

…など。

認知症以外が原因で症状が起きているケースも

もし上記のチェック項目にあてはまるような場合でも、「高次脳機能障害」や「肝性脳症」のように認知症以外が原因で症状が起きているケースも考えられます。たとえ症状が同じに見えたとしてもその要因はさまざまであり、誤診を避けるためにも、認知症については専門医の診断を受けることが大切といえます。

そうした意味でも、自治体が住民にわかりやすく専門医の所在を周知する「とちぎオレンジドクター」の制度は、高齢化が進展する現在の社会において重要な意味を持つ取り組みといえるでしょう。

▼参考資料
・栃木県もの忘れ・認知症相談医(とちぎオレンジドクター)の公表について 栃木県
http://www.pref.tochigi.lg.jp/e03/houdou/monowasureninntishousoudan.html

・ご存じですか?オレンジドクター(リーフレット) 栃木県
http://www.pref.tochigi.lg.jp/e03/houdou/documents/03_orangedoctorleaflet290203.pdf

・テストや検査で異常でも 医者の「認知症診断」増える誤診 日刊ゲンダイDIGITAL
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/198069/1

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