2017年04月11日

「老人ホームに入りたくない」と言われたらどうすればいい?

悩む女性

高齢になった親の一人暮らしや、もし親の介護が必要になったらどうすれば良いのかという悩みを抱える人が増えています。

自分の親には安全、安心できる場所で暮らしてもらいたいと思う気持ちは当然のこと。そこから考えられるひとつの選択肢として「老人ホームへの入居」があります。ところが、老人ホーム入居の話を親にすると、拒否されたうえに責められてしまったというケースをよく耳にします。今回は、老人ホームへの入居について、どのように話を進めていけば良いのか施設関係者や入居相談員の方に話をお聞きしました。

老人ホーム入居を拒否するのはよくある話

高齢になると、日常の変化に対する不安が強くなり、特に住環境を変えたくないと思う人が老人ホームへの入居に限らず多いそうです。長年暮らしてきた自宅や、慣れ親しんだ環境から離れ、たとえ子供と同居できても土地勘のない環境に身を置くと、精神的に不安定になったり、外出や活動量が減って体力が衰えてしまうといったケースは、高齢の方でなくても少なからず感じる感覚だと思います。このまま「今の家で暮らしたい」と考える気持ちは当然のことで、老人ホームへの入居に最初から快く応じるケースは稀です。

家族によっては、後ろめたさや罪悪感を抱えながら、勇気を出して親に老人ホーム入居の相談をしているのに、拒否されたうえ非難されてしまった場合は、「自分だけが」と思い悩まず、「これはよくある通常の反応なんだ」と考えてほしいと思います。

入居を無理強いしてはいけない

「何かあったらいけない」と心配すればするほど、早く安心できる環境で暮らしてもらいたいと入居を急かし、親を説得しなければと思ってしまいがちになります。親の安全を思えばこそのことなのですが、本人が老人ホームへの入居を嫌がっているときに無理に話をすすめると、仮に入居できたとしてもその後のトラブルにつながりかねません。入居後のトラブルとしては、実際に次のようなケースがあるそうです。

・帰宅願望の強さから、ホームを脱走してしまう
・ホームのスタッフや他の入居者とのトラブル
・ホーム内で引きこもってしまい、孤立してしまう
・意欲が低下し、そのまま寝たきりになってしまう

このようなことが起こってしまうと、本人の体調悪化も心配ですし、家族の負担もかえって増えてしまい、親子関係が悪化してしまう可能性もあります。こういった事態にならないためには、入居前に本人がしっかり納得していることがやはり重要です。きちんと納得して気持ち良く入居できるように、ある程度時間をかけることを覚悟して、本人に寄り添いながら少しずつ話を進めていくのが理想的です。

老人ホーム入居がなぜ嫌なのか、理由を聞く

チェックリスト

まずは、本人と話をして老人ホームへの入居がなぜ嫌なのか、理由を聞いてみましょう。本人が老人ホームについてどう思っているのか、どんなイメージがあるのか、何に不安を持っているのかが具体的にわかると、どんな対策をしていけば良いかが見えてくるはずです。下記は老人ホーム入居を嫌がる理由として一般的によくあがるものです。

・長年住み慣れた家を離れたくない
・(在宅介護をしていた場合)家族と離れるのが寂しい
・認めたくない
・環境の変化が不安
・ホーム内の人間関係が不安
・虐待などの暗いイメージがある

このほかにも、それぞれ思うところはあると思います。本人が自分の気持ちを素直に話せるように、家族には余裕を持って話を聞く姿勢が求められます。話してもらうときには、「でも…」「だから…」などと口を挟まずに、本人の思いを聞きながら「そうだよね」と共感してあげることも大切です。

まずは老人ホームの見学をしてみる

老人ホーム入居について、なぜ嫌なのか話を聞いた後は、本人の不安や心配について解消できるように、具体的な行動を起こしていきます。そうはいっても、環境の変化や老人ホーム内の人間関係について不安を持っているのに、すぐに入居という選択肢は考えられません。もし介護認定をまだ受けていない、もしくは受けていても介護サービスを利用していない方であれば、まず訪問介護やデイサービス、ショートステイなどを利用してみるのもひとつの手です。また、既にそれらの介護サービスを利用しているのであれば、ご家族と一緒にドライブや買い物がてら、老人ホームを見学してみるのはいかがでしょうか。実際の介護サービスや老人ホームがどのようなものか、感じてもらうことができると思います。

現在ではショートステイを利用できる老人ホームもありますので、気軽な気持ちでホームでの生活を体験することもできます。実際に生活を送ることで、毎日の食事や関わるスタッフなどホームの雰囲気を感じられますし、自分に合うか合わないかもわかると思います。もし、本人がホームでの生活を気に入っている様子があれば、ホーム側とも話をしながらじっくり検討することができます。家族と老人ホームがしっかりと連携して、本人が安心して入居できるよう時間をかけて見守っていければ、スムーズな入居につながる可能性も高くなりますね。

認知症の症状がある場合

入居する本人に認知症状がある場合、その症状にもよりますが、本人が納得できるようなストーリーを作って話をすすめた結果、スムーズな入居につながったというケースもあるそうです。たとえば次のような話の進め方があります。

・入浴設備が整った老人ホームであれば、「大きなお風呂に入ってゆっくり過ごそう」と話をしてみる。
・病院の系列の老人ホームであれば、「お医者さんに数日きちんと診てもらって、体調を良くしよう」と話をしてみる。
・「ケアマネジャーさんや看護師さんが、お父さんのために身体の検査をする段取りをしてくれたから、少し泊まって診てもらおう」などと話をしてみる。

「親を騙しているみたいだ」と抵抗感を覚える方もいるかと思いますが、一番大切なのは老人ホームに入居する本人が幸せに楽しく暮らしていけるかです。本人が理解できない話をして無理やり入居させるより、本人が納得できるようなストーリーを作って、前向きな気持ちで入居後の生活を送れることが重要です。この場合、老人ホーム側と話を合わせておく必要もありますから、本人の性格や興味をよく知っている家族とホーム長などがしっかり話し合って、本人にとって一番良い方法を見つけられると良いと思います。

専門家の意見を聞き、直接本人に話してもらう

電話をする女性

親の老人ホームへの入居について、できれば家族のなかで話し合い、円満に解決したいと思っている人は多いと思います。また、デリケートな問題を含むプライベートな話ゆえ、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまうケースもあります。そんなときにぜひ活用してもらいたいのが、ケアマネジャーや老人ホーム紹介所の相談員などの経験豊富な専門家です。さまざまなケースを経験し、色々なタイプの老人ホームを知っているので、悩みを聞きながら一番良い方法を一緒に導き出してくれるはずです。

前述したように、前向きな気持ちで老人ホームへ入居するには本人がきちんと納得できている状態が重要で、そのためには感情的にならず落ち着いて話を進めていきたいものです。ところが、家族同士ではお互いに一番近い存在だからこそ馴れ合いになってしまい、親子共々お互いの話を聞き入れられず、揉めてしまうことが多いと聞きます。家族にとっても、ほぼ初めての経験である親の老人ホームへの入居。入居する本人の気持ちを大切に考えながら、家族は辛い立場に立たされることも多いかもしれません。そのようなときには、一人で悩まずに、ぜひ気軽な気持ちで専門家に相談してみることをおすすめします。

介護ぱどでも老人ホームへの入居のお手伝いをさせていただいております。専門の相談員が、ご希望のサービスや費用、立地条件などみなさまからのご要望をお聞きし、ご希望に合った老人ホームをご紹介いたします。また、日常生活でお困りのことや、介護保険のことなど、なんでもご相談ください。

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