2017年04月13日

高齢者ほど「自分は詐欺被害に遭わない」と過信…被害者の約8割は高齢者というデータも

話をする高齢者夫婦

2017年3月、内閣府がオレオレ詐欺や還付金詐欺といった特殊詐欺に関する世論調査の結果を公表しました。

こうした特殊詐欺についての全国調査がおこなわれるのは今回が初めてとのことですが、調査結果からは高齢者ほど「自分は詐欺被害に遭わない」と思っている傾向が強いことも明らかになったといいます。

70歳以上では半数以上の人が「自分は被害に遭わないと思う」と回答

上記の調査は、2017年1月に全国の18歳以上の男女3000人を対象として個別面接の形式でおこなわれたもので、そのうち1878人から回答を得たとのこと。

この調査において、「自分は(特殊詐欺の)被害に遭わないと思う」と答えた人の割合は18歳から29歳では28.2%、30代では27.0%でしたが、それ以降は年代が上がるにつれて割合が高くなっていき、70歳以上では50.7%と半数を超える結果となっていました。

半数以上の高齢者が「だまされない自信がある」と回答

また同調査では、「自分は被害に遭わないと思う」、「どちらかといえば自分は被害に遭わないと思う」と答えた人にその理由も尋ねていますが、質問に対して70歳以上の人の50.6%が「だまされない自信があるから」と回答しており、これは年代別でもっとも高い割合だったとのこと。

その一方で、「いつも誰かに相談するようにしているから」と答えた人の割合は、70歳以上では31.1%と、年代別でもっとも低い割合を示したそうです。

特殊詐欺の被害者の約8割は高齢者というデータも

警察庁によれば、特殊詐欺の犯人たちはこうした「自分は被害に遭わない」という高齢者の心の隙を狙っているとのことですが、同庁の資料によれば2016年に起きた特殊詐欺の被害者の約8割は70代以上の高齢者だそうです。

上記のデータや調査結果からは、高齢者ほど特殊詐欺のターゲットになりやすいという実態が伺えますが、特殊詐欺の約7割が「オレオレ詐欺」といわれる現在において、高齢者の詐欺被害を防ぐためには、警察庁の資料などをもとに、こうした詐欺の手口や対策について家族で確認しあっておくことも大切といえるでしょう。

振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の対策と手口(あなたの両親・祖父母は大丈夫?) 警察庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/tokushu/furikome/furikome.files/leaflet01.pdf

▼参考資料
・「詐欺被害あわない」高齢者ほど高く 内閣府調査 NHKニュースWEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170311/k10010907501000.html

・「特殊詐欺遭わぬ」高齢者ほど過信 内閣府、70歳以上で5割 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG11H9E_R10C17A3CR8000/

・平成28年における特殊詐欺の状況について 警察庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/tokushu/furikome/furikome.files/28_leaflet_jyokyo.pdf

介護ぱど運営事務局