2017年06月28日

新潟県の高齢者基礎調査、約9割が「介護サービスに満足」…その一方で「利用料を安くしてほしい」という意見も

介護士

2017年3月、新潟県が高齢者基礎調査の結果を公表しました。

この調査は高齢者の保健福祉施策の推進などを目的として同県が3年に1度おこなっているもので、今回は2016年8月に、県内に住む65歳以上の高齢者3500人(2444人が回答)を対象としてアンケートを実施したとのことです。

高齢者の4割が「介護が必要な状態になること」を心配

上記の調査では高齢者の生活実態や考え方、要望などを把握するため、「健康」「ふだんの生活」「悩みごと・こころの不調」「介護」の4項目についてアンケートを実施。

このうち「健康」についての質問では、現在の健康・生活について86.1%の人が「普通に生活できる」と回答していますが(「健康である」と「健康に多少の不安や問題があるが、普通に生活している」の合計)、「悩みごと、こころの不調」についての質問では半数以上(53%)の人が心配ごと・悩みごととして「自分や家族の健康」と回答しており、4割の人は「寝たきりや、身体が不自由になり介護が必要な状態になること」をあげていました。

9割が介護サービスに「満足」、その一方で「利用料を安くしてほしい」という意見も

またアンケートにおける「介護」についての質問では、要介護・要支援認定を受けている人の約7割(71.9%)が介護サービスを受けていることが確認され、そのうち約9割(87.7%)の人が現在利用している介護サービスに「満足している」と回答していることも明らかになりました(「満足している」「ある程度満足している」の合計)。

その一方で、要支援・要介護認定を受けている人に介護サービスに対する要望を3つまで尋ねた質問では、「利用料を安くしてほしい」と答えた人がもっとも多く(36.9%)、次いで28.1%の人が「手続きを簡単にしてほしい」と回答する結果も見られました。

介護保険料は「サービスを削っても、現状のままにしてほしい」

上記のアンケートでは「介護保険料の負担」についても質問をおこなっていますが、そこでもっとも多かったのは「介護保険サービスを削減してもやむを得ないので、保険料は現状程度のままがよい」という回答でした(25.5%)。

今回の新潟県の調査においては、利用者の介護サービスに対する満足度が高いことが確認されましたが、その一方で介護サービスの利用料や介護保険料が高齢者にとって負担となっている現状も明らかになったといえそうです。

▼参考資料
・平成28年度高齢者基礎調査(概要版) 新潟県
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Simple/320/297/H28%20gaiyou,0.pdf

・「介護サービスを安く」4割 利用者満足度は高水準 新潟県高齢者調査 産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/170425/rgn1704250053-n1.html

介護ぱど運営事務局